
温泉ソムリエ・コラム

温泉ソムリエ・コラム
コラム
花粉と入浴
浴室は、花粉症の人にとって最高の休息場所になります。
お湯の蒸気で湿度が高い為、目のかゆみ・鼻づまりが酷い方には特に効果的です。温熱作用で血流が促進し、一時的に鼻腔の充血を改善し鼻づまりの症状が緩和します。
また、入浴すると自然に湯気を吸うため、鼻の内部に入った花粉を洗い流すこともできます。他にも血行促進、体内の疲労物質や老廃物の排出を促し、それによるストレスの軽減・リラックス効果にも繋がります。
ただし、良い事ばかりではありません。
42℃以上の熱いお湯ではアレルギー症状を悪化させるヒスタミンが生成され、くしゃみや鼻水が悪化することもありますので、入浴には、38~40℃程のぬるめのお湯を推奨します。
また、お風呂上がりは副交感神経が優位になることや、春先で昼夜の寒暖差が大きい為、花粉症の症状が悪化する事も考えられます。花粉症を乗り切るには、規則正しい生活を心がける事が何より大切です。
入浴後は身体を冷やさず、早めの睡眠も症状の緩和には大事になってきます。花粉症でお悩みの方は、ご自宅や浴場施設でゆっくりお湯に浸かってみてくださいね。

