
温泉ソムリエ・コラム

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【泉質紹介】炭酸水素塩泉
以前、「四大美人泉質」と呼ばれる内の1つ、アルカリ性単純温泉をご紹介しました。今回は美人泉質の一つ炭酸水素塩泉についてご紹介します。
炭酸水素塩泉とは、温泉水1kg中に炭酸水素イオンが1,000mg以上含まれる温泉の泉質です。炭酸水素ナトリウムや炭酸水素カルシウムが主な成分です。
過去には「重曹泉」とも呼ばれ、特に肌トラブルに良いとされています。石鹸のような働きで古い角質や毛穴の汚れを取り除き、肌のターンオーバーを促進し、新陳代謝を活発化させます。肌がツルツルになる感覚が入浴直後から実感できる泉質でもあります。
但し、「アルカリ性単純温泉」同様、入浴後肌の水分が発散しやすくなるため、乾燥しやすいという“美人の湯の落とし穴”もあります。入浴後は出来るだけ早く肌の保湿をすることが大切になってきます。

